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埋まっている親知らずの抜歯を避ける方法

矯正治療をする時に親知らずの抜歯を勧められることは多いと思います。

親知らずは前から数えて8番目の奥歯ですが、あごが小さくなった現代人は生える場所がない人が増えてきています。

その中でも矯正をしないといけない人は、出てくるスペースがない場合がほとんどで横向きに埋まっている場合も多く、埋まったままにしておくと前方の歯を押してきて矯正後の歯並びが崩れる原因となることもあるので、抜歯を勧められた場合、前向きに検討されるとよいと思います。

 

ところで、当院では親知らずではなく、一本前の歯(7番)を抜歯する場合があります。

この矯正症例では、下顎の親知らずは抜いて、上顎は手前の7番を抜歯して8番を7番の位置に誘導しました。

いくつかの条件が揃っている場合は、このような方法も選択肢の一つです。

埋まっている歯を抜くことに比べると、患者さんの外科的な負担も減って、神経を温存したまま8番を移動できるので、この方法はよく使います。

 

もちろん、処置前にCTで歯の向き、大きさ、根の形態はしっかりチェックした上で行っています。

 

やみか歯科・矯正歯科 親知らず抜歯 矯正治療 歯列矯正

治療期間:2年2ヶ月

治療費:矯正治療(660,000円+調整料6,600円×必要回数) 7番抜歯(16,500円×2本)

リスク:矯正治療(歯根吸収の可能性がある) 抜歯(麻酔を使うため治療後に違和感が数日残ることがある)