歯周病治療

Treatment of Gum Disease

※)資料の写真はすべて院長の担当、施術症例です。実際の治療では個人差があります。

「歯周病」とはどんな病気でしょうか?

細菌感染により、徐々に歯を支える骨が溶けてしまう病気です。初期の頃は歯ぐきからの出血などの症状はみられますが、痛みを伴わないため気づかないうちに重症化していく怖い病気です。重症化すると、歯がグラグラ揺れてきて最終的には抜歯になります。
また、歯周病は全身的な病気の発症にも関わっていることが分かっています。
ですから、歯周病予防は身体も元気でいるためのキーポイントといえます。

歯を失う原因の第一位は歯周病‼︎

歯を失う原因のうち4割が歯周病です。
つまり歯周病にならなければ、歯を失うリスクがかなり下がるということです

歯を失う理由、公財)8020推進財団、第2回永久歯の抜歯原因調査(2018年)
歯を失う理由、公財)8020推進財団、第2回永久歯の抜歯原因調査(2018年)

3人に2人が歯周病!?

歯肉の所見の有無(15歳以上・永久歯)(歯周組織に所見ある場合を歯周病とする)

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「平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)」より

虫歯の初期の状態を Co(シーオー)

(※1)歯石の沈着の頃には、歯周ポケットが4mm以上のものは含まない。
(※2)プローピング:歯周ポケットの深さを専門の器具で測ること。

歯周病が関係する全身疾患

サンスター広報誌2020.6より
サンスター広報誌2020.6より

(画像クリックで拡大します)

中程度~重度の歯周病のお口の中を見てみましょう

歯周病が重度になると、歯の位置が変化します。
以前歯並びがよかったのに、だんだん悪くなってきたという人は、歯周病が原因かもしれません

13歳の男の子のお口の中の写真

歯周病の治療法は?

「感染のコントロール」「力のコントロール」については、院長紹介ページの〜天然の歯を守ることへの想い〜をお読みください。

適切な治療を行うとお口の中は磨きやすい状態に、
そしてしっかり咬めるようになります

13歳の男の子のお口の中の写真

歯周病になりやすい人

  1. 糖尿病
  2. 喫煙
  3. 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
  4. 不適合な冠や義歯
  5. 不規則な食習慣
  6. ストレス
  7. 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
  8. 薬の長期服用
  9. 部分的に歯がない(歯がある方で噛むため負担が増加し、歯周病を部分的に進行する)
  10. 両親が若い時から入れ歯だった
  11. 口で呼吸することが多い
  12. 免疫抑制剤を飲んでいる、あるいは免疫低下の状態

日本臨床歯周病学会ホームページより

上記にあてはまる人は早めの対応をお勧めします

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歯周病予防で大切なこと

  • 歯磨きを丁寧にする
  • 歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスなどの補助器具を使う
  • 定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
  • タバコを吸わない
  • ストレスをためすぎない
  • 全身疾患をコントロールする(血糖値を下げるなど)
  • 適合の悪い被せ物や詰め物をやりかえる
  • 歯のない所に歯を入れる
  • 歯並び、かみ合わせが悪い場合は治療する
  • 歯ぎしりのある人は夜間にナイトガードを使用する
  • 鼻呼吸を心がける

歯周病菌検査でリスクの把握をしましょう

当院では まずご自身の歯周病リスクを把握していただくため、 
初回クリーニングを受ける前に歯周病菌検査をお勧めしています。

✔︎測定法はPCR(遺伝子)検査
 精度の高い検査結果が得られます

✔︎検査はお口の中のプラークを取るだけ
 検査に苦痛を伴いません

✔︎測定時間は45分間
 当日中に検査結果が分かります


歯周病は時間をかけてゆっくり進行する病気です

歯周病は、一度かかると元通りには戻りません。
まずは歯周病にならないように予防することが大切です。

歯周病に関する不安がある人、歯周病をとにかく予防したい人、
まずは一度ご相談ください。初回相談は無料です。