親知らずの抜歯

Wisdom Tooth Extraction

※)資料の写真はすべて院長の担当、施術症例です。実際の治療では個人差があります。

抜歯について


誰でも、歯を抜くのには抵抗があります。

しかし、現代人は親知らずを含めた32本の歯がキレイに並ぶ人はめったにいません。矯正治療の必要がある人は、なおのことです。歯科検診でも、親知らずを除いた28本の歯の状態を調べるのが一般的です。

いずれ再生医療に使えるのではないか?という期待もありますが、汎用性がある医療として確立されるのには半世紀程度はかかるのではないかとも言われています。

抜くのが嫌でそのままにしていた結果、下のレントゲンのように手前の歯もひどい虫歯になってしまうことも稀ではありません。

今あるご自身の歯を守るために必要であれば、抜歯をお勧めしています。

抜くのが嫌でそのままにしていた結果、下のレントゲンのように手前の歯もひどい虫歯になってしまう

抜歯をするタイミングをうまく見極めることができれば、

  • ✔︎外科的な負担が減る
  • ✔︎手前の歯が悪くなるのを予防できる
  • ✔︎移植に利用できる

などの利点があります。

矯正治療を目的とした親知らずの抜歯

矯正前と矯正後のレントゲン。上顎は手前の歯を抜歯して親知らずを利用。下顎は横向きになっている親知らずを抜歯。

低年齢(12歳)での親知らずの抜歯

親知らずの抜歯前と抜歯後のレントゲン。親知らずはまだ歯胚といわれる状態ですがスペースがないため手前の歯が横向きになっています。 親知らずを抜歯後、矯正治療で手前の歯を起こしました。

移植を目的とした親知らずの抜歯

40歳と49歳の比較レントゲン。歯の移植(自家歯牙移植) という方法で、親知らずを生かせることもあります。 ただしいくつもの条件をクリアする必要があり、できる症例は限られています。

当院での親知らずの抜歯は以下の場合のみに限らせていただいています

✔︎矯正治療を目的とした抜歯

 →矯正治療を目的とした抜歯はもともと保険適用がないためです。

✔︎低年齢(概ね16歳未満)での抜歯
手前の永久歯が生えてくるのを邪魔している場合など
→低年齢での親知らずの抜歯には保険適用がないためです。

✔︎移植を目的とした抜歯

→診断移植前後に必要な処置を総合的に提案し、成功率を上げるためです。
尚、診断、移植処置、根管治療、補綴処置、矯正治療(必要な場合のみ)は別途費用が必要となります。

上記以外の親知らずの抜歯は、費用負担の面から健康保険適用のある医療機関での抜歯をお勧めします。

親知らずの抜歯についてのご相談は下記よりお問い合わせください。相談は無料です。

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