大人の矯正
Orthodontics for Adults
※)この欄での「大人」は概ね30代以降をさしています。それよりも若い方は10代~20代の矯正の欄も参考になさってください。
※)資料の写真はすべて院長の担当、施術症例です。実際の治療では個人差があります。
※)現在、舌側矯正の新規受け入れは休止しております。
矯正治療に制限年齢はありません
矯正は子どもや若い人がする治療と思っておられるかもしれません。
実際は矯正治療の制限年齢はなく、歯ぐきが健康で、一定以上の本数の歯が残っていれば何歳になっても治療可能です。
✔︎コンプレックスだった歯ならびを治したい
✔︎かみ合わせをよくしたい
✔︎歯周病や虫歯になりにくい口内環境にしたい
✔︎先天性欠如歯がある
✔︎歯をしっかり磨いているのに歯がすぐ悪くなる
上記に当てはまる人は矯正治療を検討されてもよいかもしれません。
矯正治療は期間のかかる治療ですが、大人の人にとっても天然の歯を生かすことのできる治療法の一つです。
70代での矯正治療も可能です
長年コンプレックスだった歯ならびが改善しました
矯正と被せ物のやりかえを含めた総合治療の例
大人の矯正では矯正治療だけでなく、歯や歯ぐきの治療も合わせて必要になることが多いです
ガタガタして磨きにくい部分を矯正で治した後、不適合な被せ物のやりかえと歯のないところに歯を入れる治療をしました。 見た目もきれいになり、しっかり咬めるようになりました。
永久歯の先天性欠如をご存知でしょうか
先天的に永久歯がないことを先天性欠如といいます。1本の欠損から複数本の欠損の場合もあります。
永久歯の先天性欠如について
✔︎現代日本人の永久歯(親知らずを除く)の先天性欠如歯の発現率は?
→約10%と言われています
→つまり10人に1人は永久歯の本数が足りないということ
✔︎永久歯がないとどうなるの?
→乳歯が抜けずに残ることが多い
→しかし、乳歯は長くても30〜40歳頃までしか持たず抜けてしまうことが多い
✔︎乳歯が抜けた後はどうしたらいいの?
→歯が抜けたまま放っておくと、かみ合わせが変化するため歯を入れるのがベストです
✔︎歯を入れる方法には何があるの?
→入れ歯、ブリッジ、矯正治療、インプラント、歯の移植などがあげられます
→先天性欠如の場所や本数により、べストな治療方法は変わります
矯正は先天性欠如に対する治療法の選択肢の一つです
先天性欠如の場所や本数により、べストな治療方法は変わります
大人の矯正は、歯周病管理やかぶせ物のやり替えなどが必要になるため、より総合的な診断力と技術力が必要になります。
治療期間は数年以上かかることも多いですが
✔︎手入れがしやすくなり、天然の歯を失うリスクが下がる
✔︎かみ合わせがよくなり、全身の健康にも良い影響がある
などの利点があります。
見た目は気にならなくても、歯を長持ちさせるために矯正が必要な人は実は多いのです。