ここ最近、SNSにアップしているのはダイレクトボンディングのネタばかりでしたが、実際の臨床ではセラミックのケースも多いのが実情です。
セラミック治療の中で、ラミネートベニアのメリットは、天然の歯を生かせることです。
以前は歯の周囲をぐるっと削って被せていたケースでも、ラミネートベニアであれば必要最小限の切削で治療することが可能です。
とはいえ、すべてのケースで対応できるわけではありません。
歯の状態や噛み合わせの状態など総合的に判断する必要があります。
またデザインのバリエーションが増える分、歯科医師の技術力とセンス、歯科技工士との連携も重要なポイントになります。
以前はラミネートベニアといえば前歯の審美性改善が対象でしたが、今は臼歯の機能回復にも有益な治療であるというエビデンスが世界的にも多く発表されていますので、当院でも積極的に取り入れています。
矯正、セラミック、ダイレクトボンディングなどの治療バリエーションの中から、最適なものを提案できるよう、今後も技術、知識のアップデートを怠らないようにしていきます。