皆さま、こんにちは。新大阪「やみか歯科・矯正歯科」院長の山口美華です。
先日、私が所属している歯科スタディグループ「Club GP」の定例会に参加してまいりました。
今回の定例会では、ゲスト講師として岡山県でご開業の野亀慶訓先生をお招きし、大変貴重なご講演をいただきました。
野亀先生はダイレクトボンディング(コンポジットレジン)治療における画期的な方法「3D Printer technique」を開発された先生です。
ダイレクトボンディングとは
コンポジットレジンという高性能な樹脂を直接盛り付け、天然歯のような見た目と形に修復する治療法のことです。
虫歯治療、歯のすき間の閉鎖、歯の形態回復など、幅広い治療に適応できる方法です。
材料や接着技術が飛躍的に進歩したことで長期的な安定性も確立され、歯の修復治療の主となる方法となっています。
インレーという治療法に比べ、歯を削る量が最小限であること、治療回数が少ないことなどがメリットの治療法です。
3D printer techniqueとは
岡山県美作市にある野亀歯科医院、副院長を務める野亀慶訓先生が2018年に考案したダイレクトボンディング治療における手法の1つです。
2024年日本顕微鏡歯科学会において大会長賞を受賞した経歴もあり、信頼性の高い方法です。
3D printer techniqueは、コンポジットレジンの中でもフロー性の高いレジンを用い、3Dプリンターのように構造物(歯)の造形を行う方法です。
この方法は特に隣接面(歯と歯の間)を含むⅡ級窩洞という虫歯治療に有効な方法です。
従来の方法ではマトリックスという器具が必要でしたが、3D printer techniqueではマトリックスを使わず、賦形のための難しいインスツルメント操作の必要がありません。
注意点は、術者の技量に依存する方法であることです。
コンポジットレジンの接着や、材料の特徴に対する習熟度に関する知識だけでなく、臨床における手の動きの細やかさなどが術者に求められます。
また保険適用外(自由診療)になることが一般的です。
ダイレクトボンディング まとめ
魅力的と感じるダイレクトボンディング治療にもデメリットはあります。
歯を修復する時、長持ちさせるめには歯種、噛み合わせ、年齢などさまざまな要因を熟慮した上で、適切な方法を選択する必要があります。
一般の方が自身で材料を決めるというのは困難ですので、どのような方法が最善なのか、担当医としっかり話し合って決められることをお勧めします。
今回の学びをしっかりと日々の診療に還元し、ご来院いただくクライアント様により質の高い、安心・安全な歯科医療を提供できるよう、さらに精進してまいります。
やみか歯科・矯正歯科 院長 山口美華

