皆さま、こんにちは。新大阪「やみか歯科・矯正歯科」院長の山口美華です。
今回は矯正症例のご報告です。
治療開始時18歳の女性。前歯のすき間を気にされ来院。部分矯正を希望されましたが、部分矯正では前突感が治らないことを説明し、全体矯正を行うことになりました。
すきっ歯 出っ歯|治療計画
上の歯が全体的に前方に出ているケースでは、「小臼歯(前から4〜5番目の歯)」を抜歯し、できたスペースを利用して前方の歯を後方に引いていくという治療が一般的です。
しかし私は、治療計画を立てる際「なんとか歯を抜かずに(非抜歯で)治せないか」をまず徹底的に考えます。
今回は「カリエールモーション」という装置を使用し、奥歯を後ろに移動させることで、小臼歯の抜歯を回避するという計画で治療を進めました。
非抜歯矯正の選択肢|親知らずを味方に
歯列矯正を検討する人の多くはあごが小さく、親知らずがまっすぐきれいに生えてくるスペースがありません。そのため、前方の歯をきれいに並べるスペースを作るために、親知らずの抜歯を勧められることが一般的です。
しかし、骨の中に横向きに埋まっている親知らずの抜歯は、術後に腫れや痛みが出やすく、本数が多いと入院が必要になるなど、負担が大きいこともしばしばです。
そこで、10代後半から20代前半の「親知らずが生えてくる時期」だからこそ検討できる、もう一つの選択肢があります。
それはあえてすでに生えている7番目の歯(第二大臼歯)を抜歯し、親知らずをその位置に誘導して活用するという方法です。
*「非抜歯矯正」とは
親知らずを除く上下左右28本の永久歯の歯並びを整えることで、親知らずの抜歯は含まれていません。
*親知らず利用矯正のメリット
すでに生えている歯を抜くため、骨の中に埋まった親知らずを外科的に切開して抜くよりも、術後の腫れや痛みといった身体的負担をかなり軽減できるという点です。
*親知らず利用矯正の注意点
この治療法が適応となるには「親知らずの形や向きが正常であること」など、条件がかなり限られます。そのため、事前の精密な診断と厳密な治療計画が不可欠です。
すきっ歯 出っ歯|症例の概要
治療期間:1年7ヶ月
検査診断費:39,600円(税込)
総治療費:112万円(税込/調整料、保定装置料含む)
治療方法:表側ワイヤー矯正+カリエール(カリエールモーション)併用
リスク:歯根吸収、歯肉退縮、歯の移動に伴う痛みなど
すきっ歯 出っ歯|治療計画
アングル2級(上が前、下が後ろの歯並び)を1級(正常)にするため、上顎歯列を後方に移動させる。
具体的な方法:
*上顎歯列の後方移動には、カリエールエモーションを使用
*上顎左右第二大臼歯の抜歯により上顎歯列の後方移動をスムーズにする
*上顎の親知らずは自然に生えてくるのを待ち、生えてこない場合は牽引を検討する
すきっ歯 出っ歯|治療のポイント
*「小臼歯を抜歯せず、口元をすっきりさせたこと」が最も意味のあることだと考えています。
*このケースでは左側第二大臼歯のシザーズバイト(鋏状咬合)という不正咬合も併発していました。上顎第二大臼歯の抜歯により、内側に倒れ込んでいる下顎第二大臼歯を起こすことが容易になり、治療期間も短縮できたと考えています。
*治療後の口腔内の状態は非抜歯の歯列に仕上がっていることです。
治療終了時点で右側の親知らずがまだ生えていませんでしたが、レントゲンでは正常な方向に降りてきているのが確認できています。引き続き、定期検診でフォローしていく予定です。
すきっ歯 出っ歯|治療を終えたクライアント様の声
「歯がコンプレックスで歯を出して笑えなかったけど、矯正をして歯並びが綺麗になり、歯を出して笑うことが怖くなくなりました。今は逆に歯が1番自身があるパーツになり幸せです!」
今回は、当院で「すきっ歯」と「出っ歯」を同時に改善された患者様の矯正症例をご紹介しました。同じような歯並びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
当院のクライアント様、続々と矯正が終わっています!
コンプレックスがなくなったクライアント様の最高の笑顔は、私たちにとってもやりがいです。
矯正を始める前は不安いっぱいですが、一歩踏み出してみると違う世界が待っているかもしれませんよ。
初回は無料相談となっておりますので、お気軽にご相談ください。
やみか歯科・矯正歯科 院長 山口美華

